おかしな転職先をつかまないために
前項の続きです。人材紹介会社としては、成約代金を転職先の会社から受け取るわけですが、その際、キャリアコンサルタント(営業担当者)は、歩合給をその何パーセントか受け取ることになります。従って、何がなんでもどこかの会社に押しこもうという不埒な輩もゼロではありません。転職者の適性を無視して、あの手この手で内定を得た会社に就職させようとします。「もうこんないい会社には巡りあえませんよ」とか。
真の意味でのキャリアコンサルタントとは何か。会社のビジネスというものをよく理解していること、人のパーソナルな資質を見抜く目を持っていること、転職者の立場に立って考えること。これらをバランスよく持っている人が良いキャリアコンサルタントです。経営者的視点を持っている人ともいえるかもしれません。
そう考えると、あまり若いキャリアコンサルタントは不安です。そもそも会社というもの(各部署の機能など)がわかっていない可能性があります。(僕もよく求人側として転職志望者のプロフィールを見ましたが、「よくこんな人紹介してくるな」というケースがありました。その場合は書類で落としましたけど)
キャリアコンサルタントだからと言って全面的に依存することは非常に危険です。応募する会社のビジネスや、自分が今後積みうるキャリアについて、自らリサーチすることなしに満足のいく転職はありえないと思ったほうがいいでしょう。
☆キャリアって??
キャリアプランニングとは、キャリア(職業履歴)の設計を行うこと、またはキャリアの設計をサポートすることです。キャリアプランニングは、キャリアデザインと呼ばれることもあります。
スキルや職階を高め、自分が希望する職業人になることやより高い収入を得られるようになることをキャリアアップといいます。 長期雇用慣行が崩壊して雇用の流動化が進み、雇用されている企業の外でも通用する職業能力(エンプロイアビリティー)をいかに高めてキャリアアップするかは、多くの労働者にとって非常に大きな課題となっています。
特に、若年層や女性にとっては、いかにキャリアを組み立てるかが生き方の課題として大きくクローズアップされています。 こうしたことを背景として、キャリアの設計やどのようにキャリアアップを実現するかというキャリアプランニングが注目を集めるようになりました。
さらに、近年では、キャリアプランニングの助言を職業とする者も生まれるようになった。こうした職業をキャリアプランナー、キャリアカウンセラー、キャリアアドバイザー等と呼ぶ。なお、キャリアプランニングをアドバイスする資格として、キャリアコンサルタントがある。