中途採用を目指す方はご用心!
中途採用が決まった方、こんなことが起きないとも限りませんので、気をつけて。当方の在籍した会社でも、メイルはモニターされていました。変なことはしていなくてもあまりいい気持ちはしないものです。ネット社会は便利な反面、息がつまることもあります。
↓毎日新聞の記事より
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支局長だより:ネット時代の管理社会=逸見義行・横浜支局長 /神奈川
「君の送ったメールを確認するのに2時間もかかったよ。それにしても、君の英語は下手だねえ」。大手銀行に勤めていた私の知人が昨春、退職の直前に上司から言われた言葉です。外国市場での資産運用を担当していた知人が、転職の案内を電子メールで、国内外の取引先や関係者100人余りに出した際に、この上司はその全部のメールの内容と相手先を確認したようです。
この銀行では、部下のメールが不適切でないかを確認するのも上司の仕事。ファクスを送る時には誤送信防止のため、2人で相手先の電話番号を確認して送信します。「気軽にメールやファクスが送れない。息が詰まってしまいますよ」と知人はぼやいていました。
民間調査機関、労務行政研究所(東京都港区)が今春実施した「インターネット等の私的利用に関する実態調査」では、社員のメールをモニタリング(監視)する企業は17・4%、従業員1000人以上の大企業では25・0%に達しました。上場企業中心に4057社を調査しましたが、回答したのはわずか3%の139社。回答状況にも、企業がネットの扱いに神経質になっている様子がうかがえます。
ネットが急速に普及した90年代に、トップと社員がネットを通して意思疎通がしやすくなるため、「中間管理職は不要、企業はピラミッド型ではなく、平たんな組織になる」との認識が広がりました。ところが、企業のコンプライアンス(法令順守)強化や個人情報保護の必要性、ファイル交換ソフトによる情報漏えいの懸念などの観点から、ネットの負の側面をいかに管理するかが重要課題になり、素朴な議論は通用しなくなりました。
部下のメールを上司が徹底監視するような「管理社会化」は組織の活力をそぎますし、肥大化を招きます。「メールは情報を一部の人だけに集中させ、組織のコミュニケーションを希薄化させる懸念がある」(労務行政研究所の石飛善規さん)との指摘もあります。
ワイワイガヤガヤと議論しあえる職場環境こそ、組織の活力の源泉です。ネットとどう付き合っていくかは、組織や社会の形態を左右する重要テーマになりそうです。
5月22日朝刊
(毎日新聞)